最近まで気づいていなかったのですが、「帰りたくない」はあ・りとるの特徴なのかもしれないと
感じるようになりました。
夕方、保護者さんがお迎えに来ると、「まだ遊びたい、帰りたくない」という子が結構います。
それを説得してみたり、絵カードで帰ることを提示してみたりして、帰ることを促しています。
「場面の切り替えの支援が下手なんだろうか…」
本気で悩んだスタッフの一人が、研修のグループワークのときに、別の事業所のスタッフに相談
してみることにしました。
すると、グループワークのメンバーの方からは、
「帰りたいと言われて悩むことはあるけど、帰りたくないと言われて悩むことないです」
という声が相次いだらしく、
「ここの事業所って変なんですかね」と言いながら、そのスタッフは研修を終えて帰ってきました。
この日を境に、「『帰りたくない』って言ってくれることが、楽しい空間をつくれている勲章なんだ
ろうなあ」と思うようになり、「帰りたくない」が聞こえる度に微笑んでしまいます。
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