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放課後の役割

皆さんは小さい頃、放課後の時間にどんなことをしていましたか?

 

    友達と公園で遊んでた

    家でゲームをしたりアニメを見たりしていた

    塾や習い事ばっかりだった

    少年野球の練習

 

などなど、いろいろな過ごし方をされていたと思います。

 

放課後の時間は学校のように先生が教えてくれる訳ではないけれど、

例えば 公園に行ったら、友達が来ていて、一緒に仲良く遊べた

    学年が上の子がいて、好きな遊具で遊ぶことを我慢した

    年下の子がいて、その子の面倒を見ながらみんなで遊んだ

    今日は学校つかれたから、一人でのんびりと過ごした

    みんなが遊んでいることが羨ましいけど、練習をがんばる

 

など、学校とは違う人間関係だったり、自己の気持ちの管理だったりを

自然に学ぶ場だったのではないかと思います。

社会に出たときに、この放課後の過ごし方でどれだけ社会性が身について

いたかが決まるのではないかと考えています。

 

ただ、障がいのある子に関して、この放課後に身につく社会性が身に

ついていない場合がよくみられます。

なぜなら、放課後にお友達と過ごす機会が少なくなることが多いためです。

 

コミュニケーションには、対大人コミュニケーションと対子どもコミュニ

ケーションの2つがあります。特別な支援を受けるお子さんは少人数の

クラスのためどうしても対大人コミュニケーションが多くなり、対子ども

コミュニケーションが不足する傾向があります。

 

この不足を補い、社会性を伸ばし、就労など学校卒業後生活を円満にする

ために、放課後の時間をつかってほしいと思っています。

 

あ・りとるでは、あえてこちらからプログラムは用意していません。

子ども達の「やりたいこと」をひきだし、それが実現できるよう支援します。

 

例えば、公園に行きたい子がいれば、何とか行けるように時間を調整します。

そして、一緒に行くお友達を誘い、みんなでやりたい遊びが出来るように

スタッフが輪に入ってコミュニケーションの支援を行いながら楽しく遊びます。

 

あくまで遊びの主体と主役は子ども達、それを円滑に行うための支援をして

おります。

 

意見が合わず衝突することもあります、険悪な雰囲気になったりケンカすることも

あります。

けれど、そうした中でだんだんと仲良くなっていけば良いと思います。

 

スタッフも試行錯誤しながら、どうしたら仲良しになれるか考えて実践しております。

 

事例は後日、改めて書いていきます(^-^)